腫瘍針生検により採取した肝癌組織を用いホルマリン固定パラフィン切片を作製し、腫瘍組織内における細胞死(アポトーシス)の出現頻度を観察した。ONCOR社およびEnzo社のIn Situ Apotosis Detection Kitを用いてアポトーシスを免疫組織学的に検討したが、腫瘍組織および非腫瘍組織における染色反応は一定の傾向を示さず、さらに非特異的反応も認めた。そのため染色方法を種々変更し試行錯誤するも、染色態度は同様に不安定であった。そこで、腫瘍組織の凍結標本を用い同様の免疫組織染色を施行するも同様の結果であった。
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