研究概要 |
A.ヒルシュスプルング病患者における既知の遺伝子変異の検出. (1)平成10年度にはヒルシュスプルング病弧発例、ヒルシュスプルング病を合併するワールデンベルグ症候群においてRET,ET3,EDNRBのヘテロの変異を検出するために、ゲノムから各エクソンをPCRで増幅し、シークエンサー(ALF EXPRESS,Pharmacia Biotec)を用いて塩基配列を決定したが、変異は検出できなかった。そこで方法論を変更し、各エクソンをサブクローニングし、塩基配列を決定し変異の有無を検討しているが、現在のところ変異を同定できていない。 B.ヒルシュスプルング病患者における未知の遺伝子変異の検索 遺伝子変異が検出されていないヒルシュスプルング病患者において,ヒトMash1遺伝子,bHLH型の転写調節遺伝子であるMITF,ホメオボックス遺伝子群のHoxa-4の各エクソンをPCR-SSCP法にて変異の有無を検討しているが、現在のところ変異を同定できていない。
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