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神経芽腫の転移におけるインテグリン情報伝達,特にfocal adhesion kinaseとpaxillinの関与について

研究課題

研究課題/領域番号 10770363
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関順天堂大学

研究代表者

藤田 宏夫  順天堂大学, 医学部, 講師 (00245763)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード神経芽腫 / facal adhesion kinase / paxillin / インテグリン / 転移 / Focal adhesion kinase / 接着分子
研究概要

神経芽腫細胞においてFAKとpaxillinの発現を比較する方法としてフローサイトメーターを用いてその発現量を比較検討する方法を確立した。これによりmRNAやWestern Blotを用いた発現量の検討よりも短時間で検討が可能となった。
1)症例数を増やし神経芽腫細胞におけるFAKとpaxillin発現をフローサイトメーターを用い比較検討したが、腫瘍細胞毎にFAKとpaxillinの発現は異なっており、明かな腫瘍の進行度(病期分類)や予後との関係はやはり明らかにすることはできなかった。
2)自然寛解が観察されたStage IV-S症例(初診時の腫瘍細胞はsamplingできなかった。)で肝臓と原発腫瘍の組織を外科的切除時にsamplingし、FAKとpaxillinの発現をフローサイトメーターで定量した。その結果を他の初診時に得られたstage IV-S症例のFAKとpaxillinの発現と比較したが差は認めなかった。この結果から自然寛解とFAKやpaxillinの発現との関連を明らかにすることはできなかったが、症例を増やし検討する必要が有ると思われる。
3)自然寛解とインテグリンの関係をインテグリンの発現量を比較することにより検討した。2)と同一の症例ではインテグリンの発現に差は認めなかった。しかし,2)と同様に初診時のsamplingは不十分であった。
4)自然寛解とアポトーシスが関連すると報告されているが,2),3)の結果よりアポトーシスとインテグリンやFAKとpaxillinの発現に関連は見いだせなかった。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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