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マウスおよびヒト表皮におけるWnt遺伝子の発現、その機能について

研究課題

研究課題/領域番号 10770397
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関山梨医科大学

研究代表者

斎藤 敦 (齋藤 敦)  山梨医科大学, 医学部, 助手 (30225693)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードWnt遺伝子 / Wnt-4 / Wnt-10b / Wnt-4ノックアウトマウス / Wnt-12 / RNase protection assay
研究概要

我々は、すでにマウス表皮よりproto-oncogeneの1つであるWnt遺伝子ファミリーであるWnt-4遺伝子とWnt-10b遺伝子の2つの遺伝子をクローニングしている。今回は、これら遺伝子、とくに発現量の多いWnt-4遺伝子の機能解析を中心に研究を進めた。
われわれは、McMahon博士のグループよりWnt-4遺伝子+/-ヘテロマウスを供与してもらい、Wnt-4遺伝子-/-ノックアウトマウスの作製をまずおこなった。このWnt-4遺伝子-/-ノックアウトマウスは、腎臓の形成不全のために、生後約24時間で死亡してしまう。そのため、我々は、誕生したマウスの皮膚を組織および蛍光抗体染色や電子顕微鏡検査に使用するとともに、ヌードマウスに植皮し、Wnt-4遺伝子-/-ノックアウトマウス皮膚の分化について経時的に観察した。
ノックアウトマウスの皮膚の検討では、真皮成分の増生とくにタイプ1コラーゲンの増加(蛍光抗体染色にて)を認め、電子顕微鏡検査でもコラーゲンフィブリルが増加している所見を認めた。しかし、植皮した皮膚の観察においては、とくにノックアウトマウスで異常所見は認めなかった。
このように、マウス表皮のwnt-4遺伝子は、直接または、間接的に真皮成分の調節に関与しているのではないかということが明らかとなった。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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