研究課題/領域番号 |
10770399
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
久保 仁美 信州大学, 医学部・附属病院, 助手 (60234481)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | メラノーマ / 細胞傷害性T細胞 / 腫瘍抗原 / 細胞傷害性T細胞(CTL) |
研究概要 |
本施設(信州大学医学部皮膚科)および協力医療機関を受診した黄色人種のメラノーマ患者の検体からの腫瘍細胞株の樹立を試みた。原発巣12例、皮膚転移1例、リンパ節転移3例、腹水1例からのメラノーマ細胞の培養を行った。腹水から腫瘍を培養した1例は比較的長期に培養でき、その細胞は、免疫染色によりメラノーマと確認されたが、株化には至っていない。その他の病変からのメラノーマ細胞株の樹立は困難だった。これは、原発巣は潰瘍化していることが多く、培養中に細菌感染を起こしてしまうことが主な原因であるが、早期病変では腫瘍細胞の絶対量が少ないことや、線維芽細胞の増殖が抑えられないことも原因と考えられた。また、短期間はメラノーマ様の細胞が増殖しても継代することはできなかった。培養腫瘍細胞にかわり、腫瘍組織をCTL誘導の抗原刺激に用いるても患者末梢血リンパ球はある程度増えるが、やはり細菌感染をおこしやすい。培養細胞と、腫瘍組織を用いてのメラノーマ特異的CTLの誘導を現在も続けているが、自己メラノーマ特異的CTLの樹立、クローン化には至っていない。 この方法によるメラノーマ抗原を解析は、腫瘍細胞の培養が律速段階となり先に進まない。既に報告されているメラノーマ抗原ペプチドを用いた抗原刺激や、患者血清からの腫瘍抗原の検索等、別の方面からのアプローチを考えたい。
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