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男性型脱毛の発症機構の解析-毛乳頭細胞由来の細胞増殖抑制因子についての検討-

研究課題

研究課題/領域番号 10770414
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関大分医科大学

研究代表者

佐藤 俊宏  大分医科大学, 医学部, 助手 (70244176)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード男性型脱毛 / 毛乳頭細胞 / 増殖抑制因子 / 外毛根鞘細胞 / 同時培養 / テストステロン / ダイハイドロテストステロン / 男性ホルモン
研究概要

男性ホルモンは、毛乳頭細胞内の受容体と結合し、遺伝子発現に変化を与えることによって毛乳頭細胞と接する毛母細胞の増殖に間接的に影響を及ぼす。我々は、男性型脱毛症は毛乳頭細胞でのアンドロゲン作用の結果、毛母細胞の増殖が抑制されることによって進行すると考え、男性型脱毛症患者の脱毛部の毛乳頭細胞を単離、培養し、この細胞が培養外毛根鞘細胞の増殖に与える影響を検討した。両者をテストステロンあるいはダイハイドロテストステロン存在下もしくは非存在下で、0.45ミクロンの孔を有する膜を介して同時培養し、外毛根鞘細胞の増殖能を、細胞数、BrdUあるいは^3H-thymidineの取込みで検討した。なお、比較対照として髭の毛乳頭細胞を用いた。しかし、何れの方法でも有意な差は認められなかった。この原因として、我々が用いた培養条件では、毛乳頭細胞の生体内での特性が維持されていないことが考えられた。毛乳頭細胞を含めた間葉系細胞が、生体での生物学的特性を培養下で維持するには、上皮系細胞との協調関係が重要である。我々の毛乳頭細胞も、RT-PCR法で検討した結果、単離直後の毛乳頭細胞では強く発現していた5α-reductaseのmRNAの発現が培養後には消失していた。そこで現在は、より生理的な男性ホルモン作用を維持する毛乳頭細胞の培養条件の確立を目指し、培養角化細胞のconditioned meduimの添加あるいはこれとの同時培養が、毛乳頭細胞の5α-reductase mRNAの発現に与える影響について解析を進めている。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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