研究概要 |
研究目的:マルチメディアを用いたデータベースとは,音声・静止及び動画像などを用いた情報伝達方法を用いたデータベースである.今世紀半ばまで主に活字媒体による情報伝達が主体であったが,コンピュータ等の電子情報機器の登場によりさまざまな情報記録,伝達手法が開発されてきた.情報技術革新により,二十一世紀初頭にかけて電子メディアを媒体とする情報伝達法はますます進むと考えられる.われわれは、この新しい情報伝達技術を医学教育に応用すべく本研究を始めた.また従来,二次元断層像に過ぎなかった超音波検査検査は技術的革新により三次元画像の作成も可能となった.そこで本研究には三次元画像も積極的に取り入れることとした. 研究経過および実績:前年度11月に完成した超音波画像データベースを元にして,平成11年1月,新たに三次元超音波画像データベースプログラムを改良した.平成11年2月よりさらに実際の超音波画像を収集しデータベースに追加した.平成11年6月25日に日本超音波医学会第72回学術集会(札幌)で研究成果を発表した.さらに平成11年10月に超音波検査シミュレーションシステムソフトウェアを完成しCD-Rに焼き付けて保存した.平成11年11月28日から12月3日の期間,北米放射線学会(米国シカゴ)の infoRAD(コンピュータ展示発表)にてCD-R上のソフトウェアを公開展示・発表した.この研究発表は口頭および実演による展示であった.本研究の成果の一部はRadiology Frontier(メディカルレビュー社)vol.3 No.1に掲載された(11.研究発表参照).
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