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背皮弁観察窓を用いたラット移植腫瘍の新生血管の増殖動態の観察

研究課題

研究課題/領域番号 10770468
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関関西医科大学

研究代表者

木村 弘之  関西医科大学, 医学部, 助手 (50298858)

研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード実験動物 / 新生血管 / 透明観察窓
研究概要

目的:ラットの背皮に直径1cmの観察窓を作成し、移植可能な腫瘍塊を観察窓内に置き、光学顕微鏡下で腫瘍組織、腫瘍内血管の発達を観察、計測した。
方法:1)実験動物:7週令のfischer rat(清水実験動物)に自家製の背部観察窓を装着した。2)移植腫瘍:Mammary adenocarcinomaをAmerican type culture collection(株)より購入し、ラットに移植継代維持している。その塊(0.1mm^3)を観察窓の中に置き、2〜3日毎に観察を行い、移植腫瘍の着床状態を観察した。3)背部観察窓:直径1cmで、厚さ1mmの石英ガラス、間隙200μmのアルミニウム製の観察窓を作成した。4)腫瘍、腫瘍内血管の成長の計測:移植腫瘍が窓内に着床後、毎日写真撮影を行い、腫瘍径と腫瘍血管を観察者がtraceし、その面積をNIH imageを用いて算出した。
結果及び考察:腫瘍移植後9日目で腫瘍面積は0.15mm^2程度、血管面積は0.04mm^2であった。それが、10、11日目の腫瘍面積は0.54、1.7mm^2、腫瘍血管面積は0.12、0.47mm^2と経日的に対数増大を示すが、腫瘍容積と腫瘍血管の増大量は直線関係を示した。腫瘍増大には血管の増大が必要なことが、本法によって直接確認された。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 那須玲子: "ラット背部観察窓を用いた腫瘍組織、腫瘍新生血管の成長の定量的解析" 癌と化学療法. 25・3. 365-369 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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