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精神分裂病におけるドーパミンD4受容体遺伝子の多型と抗精神病薬の治療反応性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 10770479
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 精神神経科学
研究機関山梨医科大学

研究代表者

加賀美 真人  山梨医科大学, 医学部, 助手 (60293453)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード精神分裂病 / 治療反応性 / ドーパミンD4受容体遺伝子 / 抗精神病薬
研究概要

患者に研究の目的と方法、および予期される問題点、研究に参加しなくても不利益を受けないこと、同意しても随時撤回できることなどについて、十分な説明を行い、同意書に署名を得た後、治療を開始した。最終的にDSM-IVの精神分裂病の診断基準を満たす患者10名の同意を得ることができた。治療薬としては、D4受容体に強い親和性を持つ抗精神病薬であるネモナプリドを使用し、併用薬はベンゾジアゼピンのみとし、他の抗精神病薬は使用しなかった。薬物治療開始8週間後に、PΛNSS評価尺度を用いて、開始前の総点の20%以上低下がみられたものを有効と判断した。脱落例はなく、有効例、無効例ともに5名ずつであった。その後採血を行い、DNAを抽出し、PCR法を用いてドーパミンD4受容体遺伝子の第3エクソンの48塩基繰り返し配列の多型性を調べたところ、有効例5名のドーパミンD4受容体遺伝子のtypeは4/4 2名、4/2 2名、及び4/5 1名であったのに対して、無効例5名のtypeは4/4 3名及び4/2 2名であった。有効例、無効例2群間のドーパミンD4受容体遺伝子の48塩基繰り返し配列のtypeにはほとんど差異がなかった。ネモナプリドの精神分裂病患者に対する治療反応性とドーパミンD4受容体遺伝子の48塩基繰り返し配列の多型性との間に関連は見出せなかった。今回サンプル数が合計で10と十分でなかったため有意な差がでなかった可能性がある。さらに症例数を増やし、検討を加えていきたいと考えている。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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