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けいれんと神糸細胞死に関与する活性型グリア細胞の機能について-GFAP Knockout miceによる検討-

研究課題

研究課題/領域番号 10770481
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 精神神経科学
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

金井 裕彦  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (30293830)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードAstrocyte / iNOS Cinducible nitric oxide synthase / Trime thyltin / GFAP Knockout mice / NADPH-diaphorase / microglia / TNF-α / Vimentin / iNOS(inducible NOS) / NOS(nitric oxide syntha) / Trimethyltin / GFAP(glial fibrillary acidlic protein) / knockout mice
研究概要

GFAPノックアウトマウスを用いて二つの脳傷害モデル、すなわちstab injuryによる急性の神経傷害および有機スズ化合物(trimethyltin: TMT)の経口投与による進行性の神経傷害に対するアストロサイトおよびマイクログリアの炎症反応について検討した。
脳傷害の急性期では血液脳関門(BBB)の破綻が起こり、グリアの活性化が促進される。マイクログリアの活性化とそれに伴うサイトカイン(IL1,TNF-alpha)の産生は速やかに起こり、炎症反応を促進するが、活性型アストロサイトの変化は遅れて起こる。TNF-alphaにはBBBの透過性との関連が注目されている他にinducible nitric oxide synthase (iNOS)の発現を促すという重要な働きがあるが,脳虚血モデルではiNOSが誘導されることによって進行性の神経傷害が起こり傷害部位が拡大することを示す証拠が集まりつつある。我々はこれまでにラットを用い、(明らかなBBBの破綻が認められない)TMT投与による海馬神経細胞傷害モデルにおいてTNF-alphaとiNOSが持続的に活性型アストロサイトに発現(共存)することを観察した。GFAPノックアウトマウスではBrain Injuryに対して脆弱であるという報告やBBBがは脆弱であるとする報告がなされていることから、GFAP(-/-)、GFAP(+/-)、GFAP(+/+)の各群についてstab injury並びに低用量(2mg/kg)のTMTの投与を行い、NADPH-diaphorase染色やiNOS、vimentin、TNF-alphaの発現を免疫組織学的手法により比較検討した。
その結果、各群で特異的な差異は認められなかった。現在、TNF-alphaの働きを伝達し,iNOSの発現を促すNuclear Factor kappa Bの反応を含めて更に検討中である。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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