研究課題/領域番号 |
10770516
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
木村 貴文 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (30275193)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | ヒト造血前駆細胞 / インターロイキン-6受容体 / テロメラーゼ活性 / interleukin-11 / acute myelogeneous leukemia / gp130 |
研究概要 |
ヒト造血前駆細胞(CD34陽性S CD34^+)上のIL-6受容体(IL-6R)の発現に着目し、臍帯血あるいは末梢血中のCD34^+IL-6R^+およびCD34^+IL-6R^-分画をセルソーターにて分取し、それぞれの分画に含まれる未分化造血幹細胞をin vitroの9週間に及ぶ長期培養にて固定したところ、末梢血ではCD34^+IL-6R^-分画に明らかにそれが濃縮されるものの、臍帯血においてはCD34^+IL-6R^<+/->両分画に存在することが明らかになった。また、これらの事実を裏づけるものとして、テロメラーゼ活性はTRAP法で測定した結果、培養系で観察されたことと同じく、臍帯血においてはCD34^+IL-6R^<+/->両分画間で明らかな差を認めなかった。このことから、IL-6Rの発現はその分化度のみならず、機能的な側面からも、末梢血と臍帯血では、その意義が異なることが示唆された。
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