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骨髄異形成症候群の関連遺伝子MLF1の造血細胞分化における解析

研究課題

研究課題/領域番号 10770520
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 血液内科学
研究機関関西医科大学

研究代表者

川村 真代  関西医科大学, 医学部, 助手 (00298853)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード骨髄異形成症候群 / MLF1 / 造血幹細胞 / 白血病化 / 予後因子
研究概要

造血幹細胞の疾患であるMDSの関連遺伝子として単離したMLF1について、(1)造血器疾患における発現状態・遺伝子異常を明らかにして臨床的位置付けを行ない、(2)幹細胞の増殖と分化におけるMLF1調節機構を解析し、以下の諸点を明らかにした。
造血器疾患におけるMLF1遺伝子の関与の検討
MLF1遺伝子はAMLでは比較的未分化段階およびpost-MDS AMLにおいて発現亢進があり、MDSえもRAEB・RAEB-Tの白血病移行頻度が高いハイリスク群で亢進を認めることから、t(3;5)転座陰性例においてもMDS病態の白血病移行に関してMLF1の発現が亢進する傾向がみられる。AML65例(post-MDS、12例を含む)・MDS44例について臨床病態・予後との関連を統計的に解析した結果、MLF1高発現群では有意に予後不良であり、MDS関連の染色体異常との相関も認めた。MDSの白血病移行・予後不良因子として、応用可能と考えられた。しかし、MLF1遺伝子自体には点突然変異等は認めないことにより、MLF1伝達系の多因子の検討が必要である。
血流細胞の初期分化におけるMLF1遺伝子の関与の検討
磁気ビーズを用いて正常骨髄より各細胞系列を単離し、新たに作成した抗MLF1モノクローナル抗体を用いて検討した。MLF1蛋白は、正常造血ではCD34+幹細胞にのみ発現を認めることを細胞単位で確認した。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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