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フオンタン型手術に対するバルブレス骨格筋導管ポンプの開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10770649
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 胸部外科学
研究機関岐阜大学

研究代表者

熊田 佳孝  岐阜大, 医学部附属病院, 助手 (00283309)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードフォンタン型手術 / 石心バイパス / 骨格筋ポンプ
研究概要

フォンタン型上下大静脈肺動脈吻合術(フォンタン型手術)は、biventricular repairの不可能な単心室,三尖弁閉鎖に対する機能的根治術として欠くべからざる手術法である.フォンタン型手術に対し下大静脈から肺動脈へ心外導管を用いる術式が近年とられている.しかし,手術適応の境界域にある症例では未だ多くの問題があり十分なものではない.そこで,フォンタン型手術の心外導管に広背筋を装着しポンプ機能を持たせることにより,肺血管抵抗の高い症例,肺血管床の乏しい症例に対してもフォンタン型手術が可能となることが期待される.しかしここで問題となるのは,弁を心外導管に組み込まなければならないが,人工弁を用いれば抗凝固療法の必要性,人工弁不全等による再手術の危険が増すことである.そこで,骨格筋を段階的に刺激することにより弁を要しない(バルブレス)心外導管骨格筋ポンプの開発のために実験を行っている.複数の筋内刺激電極を,分割して連続的に任意のタイミングでそれぞれ独立して刺激可能な骨格筋分割刺激装置を開発した.現在,本装置により,ブタ広背筋を人工血管に装着し,より効率よく拍出が得られる条件の検討を行っている.また,人工血管へ骨格筋をいかにして巻けば,より逆流を減少させ得るか検討している.人工血管の長袖方向に対し,直角に骨格筋を巻くのではなく,螺旋状に骨格筋を人工血管に装着することにより逆流を減少させ得る可能性があるが,未だ満足しうる拍出量を得るに至っていない.

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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