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神経系幹細胞の自己複製因子および特異的表面マーカーの同定

研究課題

研究課題/領域番号 10770678
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関京都大学

研究代表者

高橋 淳  京都大学, 大学院・医学研究科, 助手 (10270779)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード神経幹細胞 / 分化 / 海馬 / クローニング / シグナルシークエンストラップ / 神経系幹細胞 / ラット / 神経誘導 / 神経突起
研究概要

ラット海馬由来神経系幹細胞(AP14 細胞、PZ5 細胞)からmRNAを抽出し、シグナルシークエンストラップcDNAライブラリーを作成した。シグナルシークエンストラップ法を用いて、幹細胞が発現している遺伝子のcDNAを得、これらの解析を行った。未分化な幹細胞からは既知、未知のcDNAが数種類得られた。既知のものでは、神経分化に関係するchordin、BMPとその受容体、sonic hedgehog、軸索誘導に関与するneuritinなど、ニューロンおよびグリアの分化に関与する因子が得られた。このように幹細胞が腹側ニューロン、背側ニューロン、グリアの分化に関連した因子を発現していることはこの細胞の多様性を反映していると考えられる。未知のものも現在のところ11種類が得られており、そのシークエンスモチーフからあるものは分泌蛋白、あるものは膜蛋白と予想されている。このうち、特に脳に発現がみられる分泌蛋白について解析を進めており、全長のシークエンスを決定した。RT-PCR、in situ hybridizationによる検討では、特に成体の大脳小脳白質において発現がみられ、グリア細胞が発現していると予想される。また、カイニン酸処理後にその発現が上昇することが確認されており、この発現上昇にはNMDAを介する何らかの機構が関与すると予想される。現在、特異抗体の作成を行っており、脳内でのこの遺伝子産物の局在を検討する予定である。また、蛋白の精製も行なっており、神経系幹細胞に対する生物活性を解析する。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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