研究課題/領域番号 |
10770680
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
安達 直人 山口大学, 医学部, 助手 (70263788)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | グリア / 分化 / 血液脳関門 / in vitro モデル / グリオーマ / 遺伝子治療 |
研究概要 |
申請者の研究主題は、まずグリア細胞分化の分子機構を明確にし、グリオーマの初期腫瘍化を分化の面から解明し、グリア特異的分化遺伝子を利用した遺伝子治療法を確立することにある。本研究はこれに伴う血液脳関門の制御機構の検討を目的とした。平成10年度は、生理学・分子生物学解析を容易にするために血液脳関門をin vitroで再構築し、形態・分子透過度・膜電気抵抗度・膜蛋白発現・関門構成分子発現を用いて検討できるようにモデルを確立した。平成11年度はグリア分化による血液脳関門の機能制御を解析するために、グリア特異的分化遺伝子(repo)を強制発現させたstable transformantをクローニングし、分化形質転換を解析した。 平成11年度 グリア特異的分化遺伝子導入によるグリオーマ細胞の分化誘導 ショウジョウバエrepo遺伝子cDNAを単離し、発現ベクターに順向きにリクローニング、ヒト神経膠腫細胞株(T98G、A172)に導入stable transformant(T98G/cDNA3repoF)を単離した。クローンは親株と比較すると足突起を延ばす分化形態を示し、増殖率が50%抑制され、MIB-1、PCNA発現も減少していた。グリア分化と脳関門機能の関連を調べるために今後の研究で使用する。
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