• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ヒト腰柱椎間板における成長因子と受容体の遺伝子発現および左負荷に対する変動

研究課題

研究課題/領域番号 10770705
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関富山医科薬科大学

研究代表者

長田 龍介  富山医科薬科大学, 附属病院, 助手 (40293310)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード牛尾椎椎間板 / TGF-β / 椎間板 / 成長因子 / 三次元培養
研究概要

ヒト椎間板の手術検体においては各手術検体から十分な細胞が得られない上、変性の著しいものから分離した細胞は培養しても増殖し得なかったことから、今回健常な牛尾椎椎間板を材料として用いることとした。屠殺直後に採取した牛尾椎椎間板より髄核、線維輪の細胞をコラゲナーゼ処理によりそれぞれ分離し、単層培養してIGF-1 100mg/mを添加したものとしないものの培養細胞からRNAを抽出し、IGF-1刺激による他のgrowth factorのmRNA発現をRT-PCRで検討した。牛のgrowth factorのうちRT-PCRに用いるプローブの塩基配列が明らかになったものはTGF-βのみ(F:AATGAAGTCTAGCTCGCACAG,R:GGAACTGAACCCGTTAATGTC)であった。これについては髄核、線維輪ともIGF-1添加、非添加の培養細胞のいずれにおいてもTGF-βmRNAが発現されていたが、その差を定量的に評価することはできなかった。また単層培養でconfluentに達したのちアルギネートビーズに細胞を封入し、3次元培養を行った上、独自に製作した静水圧負荷チャンバーを用い圧負荷をかけた場合にもTGF-βmRNAは圧負荷の有無にかかわらず検出され、その差を明らかにすることは今回の実験においては出来なかった。椎間板細胞を周囲の豊富な細胞外基質から分離し培養する過程において細胞内では既にgrowth factorの産生がなされ、培養後の操作によって生じる可能性のあるgrowth factor発現の差を検出するにはさらに精密な評価方法を用いる必要があると考えられた。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Ishihara H,Osada R,et al.: "Proteoglycan synthesis in the intervertebral disc under mechanical stress.Role of hydrostatic and osmotic pressures." 日本整形外科学会雑誌. 72(8). S1760 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi