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小児悪性骨軟部腫瘍に対する遺伝子治療の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10770709
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関岐阜大学

研究代表者

大野 貴敏  岐阜大, 医学部, 助手 (60281052)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードユーイング肉腫 / 横紋筋肉腫 / キメラ遺伝子 / アンチセンス / リボザイム / 遺伝子治療 / EWS / PAX3 / FKHR
研究概要

1) EWS/Fli-1、PAX3/FKHRのアンチセンスオリゴDNAのユーイング肉腫細胞、横紋筋肉腫細胞に対する抗腫瘍効果の検討
各キメラ遺伝子のmRNAに特異的に結合させるため、アンチセンスオリゴをキメラ遺伝子のfusion pointを含むように作成しHPLCにて精製した。
オリゴDNAを最終濃度5-50μMの範囲でリボゾームと共にEWS/Fli1を発現するユーイング肉腫細胞あるいはPAX3/FKHRを発現する横紋筋肉腫細胞に細胞に投与し、細胞増殖抑制能を検討したところ、30-60%の増殖抑制率が得られた。
2) リボザイムのユーイング肉腫、横紋筋肉腫細胞に対する抗腫瘍効果の検討
各キメラ遺伝子のfusion point近傍を切断するリボザイムを作成し、RNA切断活性、細胞増殖抑制効果を検討した。
a) ハンマーヘッド型のリボザイムを合成し、キメラ遺伝子発現ブラスミドよりin vitroで合成したmRNAの切断能を検討したところ、理論通り、効率よく切断可能であった。
b) リボザイムをユーイング肉腫、横紋筋肉腫細胞にトランスフェクションし、細胞増殖抑制効果を検討したところ60-80%の抑制率が得られ、アンチセンスの抑制率を上回った。
c) ヌードマウスにユーイング肉腫細胞を移植し、腫瘍形成後にアンチセンスとリボザイムを局所投与し抗腫瘍効果を検討したところ、コントロールに比較し、腫瘍増大速度を抑制する結果を得た。現在さらに実験回数を重ね、検討中である。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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