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遺伝子導入筋芽細を用いた軸索再生誘導に関する実験

研究課題

研究課題/領域番号 10770710
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関三重大学

研究代表者

森田 哲正  三重大学, 医学部, 助手 (70293777)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード筋芽細胞 / シュワン細胞 / テネイシンC
研究概要

この研究の目的は培養シュワン細胞を組み込んだ人工神経を開発することである。Scaffoldとしては処理骨格筋が有用であり、その処理法は前年度にほぼ確立された。また筋芽細胞がシュワン細胞の遊走を高める事がわかり人工神経内に導入可能であることがわかった。今年度は我々が人工神経の理想形と考えているワーラー変性時のシュワン管形成の機序について検討した。細胞外マトリックスに存在する糖たんぱく質の1つで細胞の接着、遊走、増殖への関与が示唆されているテネイシンCに注目し、培養シュワン細胞のテネイシンC産生とその運動性を経時的に検討した。その結果、シュワン細胞からテネイシンCが産生されるにつれシュワン細胞の運動性は低下し、索状配列を呈した。またその後、テネイシンCの発現量の低下にしたがって再度運動性が向上した。実際にワーラー変性の早期よりテネイシンCは発現し始めその発現は神経が萎縮する時期まで及ぶことから、テネイシンCはワーラー変性の際、シュワン管形成を維持するために働いているものと考えられた。またシュワン管構造が破綻して、末梢神経が萎縮する際のシュワン細胞はアポトーシスによって減少していくことが証明された。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 森田哲正ほか: "ワーラー変性におけるシュワン細胞のアポトーシス"日本整形外科学会雑誌. 第73巻8号. S1472-S1472 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 森田哲正ほか: "シュワン管形成におけるテネイシンCの役割"日本整形外科学会雑誌. 第73巻8号. S1716-S1716 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 森田哲正ほか: "筋芽細胞を用いた軸索再生誘導" 日本手の外科学会雑誌. 第15巻・号外. 246-246 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 森田哲正ほか: "培養シュワン細胞の自動分化の機序について" 日本手の外科学会雑誌. 第15巻・号外. 166-166 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 森田哲正ほか: "培養Schwann細胞におけるgap junction形成の生理学的意義に関する研究" 日本整形外科学会雑誌. 第72巻・8号. S1366-S1366 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 森田哲正ほか: "Sphingomyelin cycleによる培養adult Schwann細胞のプログラムされた細胞死" 日本整形外科学会雑誌. 第72巻・8号. S1367-S1367 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 森田哲正ほか: "シュワン細胞の自動分化における糖脂質代謝の役割" 日本整形外科学会雑誌. 第72巻・8号. S1373-S1373 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 森田哲正ほか: "シュワン管形成におけるテネイシンの発現とその役割に関する研究" 日本整形外科学会雑誌. 第72巻・8号. S1421-S1421 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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