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コラーゲン誘発性関節炎における骨髄細胞分化異常と骨量減少機序の解明-マクロファージ及びリンパ球の分化異常との関連

研究課題

研究課題/領域番号 10770734
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関産業医科大学

研究代表者

鶴上 浩  産業医科大学, 医学部, 講師 (70299618)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードコラーゲン誘発性関節炎 / 骨量 / 骨組織形態計測 / 骨形成 / マウス / 骨髄細胞 / 分化異常 / 関節炎 / 骨力学強度 / 骨代謝マーカー / ステロイド / ラット / 椎体
研究概要

本年度は、コラーゲン誘発性関節炎(CIA)マウスにおいて、I.組織形態計測による骨代謝動態の経時的変化とII.マウス骨髄細胞培養による骨芽細胞と破骨細胞の分化状態の変化について検討を行った。
I.組織形態計測による骨代謝動態の経時的変化の検討:
方法)9週齢のDBA1/Jマウス90匹で実験を開始した。CIA群はアジュバントとBovine type II collagenを混合し、初回免疫を行った。21日目に追加免疫を同様に行った。対照群は、アジュバントのみを接種した。評価項目として、関節炎発症頻度、関節点数、尿中デオキシピリジノリンを測定した。初回免疫後、0、2、4、6、8週目に屠殺を行い両脛骨を摘出し、脛骨近位部で二次海綿骨の組織形態計測を行った。
結果)CIA群では初回免疫後8週日目に100%であった。関節点数は8週目では平均8.4点であった。尿中DPDは4週以降有意に上昇していた。海綿骨重は4週以降に有意に減少していた。骨形成率は2週以降有意に低下していた。破骨細胞数は6週以降有意な上昇を認めた。
II.マウス骨髄細胞培養による骨芽細胞と破骨細胞の分化状態の変化の検討:
方法)実験Iと同様にCIAマウスを作成し、両脛骨を摘出した。脛骨より骨髄細胞を採取し、全骨髄細胞数、接着細胞数、CFU-fコロニー数およびCFU-GMコロニー数を測定した。
結果)骨髄細胞培養では、全骨髄細胞数、接着性細胞数が4週目より減少した。CFU-GMコロニー数は、4週目で有意に増加を認めたが、CFU-fコロニー数は有意差を認めなかった。
本年度はCIAマウスにおける関節炎発症早期の骨重の低下が骨芽細胞の分化異常に関与していることを明らかにした。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Okazaki Y.et al: "Prednisolone Prevents the Decreases in the Mass and Strength of Bone by Reducing Bone Resorption and Partially Preventing Bone Formation Defect in Adjuvant-Induced Arthritic Rats" Bone. Vol.23 No.4. 353-360 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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