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動脈硬化危険因子を有する患者の内皮機能に麻酔薬がおよぼす修飾作用

研究課題

研究課題/領域番号 10770757
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関山口大学

研究代表者

國廣 充  山口大学, 医学部・附属病院, 助手 (40284252)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード血管内皮機能 / 反応性充血 / 麻酔薬
研究概要

高血圧,高脂血症,喫煙などの動脈硬化危険因子を有する患者では,血管内皮機能の低下が認められている。また,反応性充血後の臓器血流変化は,血管内皮由来の一酸化窒素による血管拡張が関与している。本研究では,反応性充血後の上腕動脈血流および血管径の変化を,内皮機能の指標として検討した。
5分間(300mmHg)駆血後の反応性充血の状態で,7.5MHzリニア探触子により,上腕動脈の血管径を90秒間にわたり測定した。健常人9例では平均3.9mmの血管径が,反応性充血時に6.2%増加した.一方,静脈麻酔薬による全身麻酔中の動脈硬化危険因子を有する患者8例(フェンタニール5例,ミダゾラム3例)では,1.3%の増加にとどまった。原因として,高血圧/高脂血症による内皮機能の低下,および静脈麻酔薬による血管反応性に対する影響が考えられた.静脈麻酔薬の種類による血管反応性の違いには一定の傾向を認めなかった.
吸入麻酔薬はin vitroの研究により,内皮依存性の血管拡張作用を抑制することが報告されており,血管反応性を評価する際には,使用されている麻酔薬自体がもつ内皮機能に対する影響を考慮する必要がある.各種麻酔薬の血管反応性におよぼす影響の差異についての検討を今後の課題としたい.

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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