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ノシセプチンによるアロディニアの発現機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 10770773
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関大阪医科大学

研究代表者

原 直樹  大阪医大, 医学部, 助手 (60298768)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードノシセプチン / アロディニア
研究概要

オピオイド受容体類縁対ROR/Cの内因性リガンドであるノシセプチンをマウス髄腔内に投与し、非侵害性触覚刺激を加えるとアロディニアが、侵害性熱刺激を加えると痛覚過敏反応が出現した。ノシセプチンによるアロディニアは、グリシン、D-AP5(NMDA受容体拮抗薬)、GAMS(non-NMDA受容体拮抗薬)、ヘモグロビン(NOスカベンジャー)、メチレンブルー(可溶性グアニル酸シクラーゼ)阻害剤)で用量依存性にブロックされたが、ムシモール(GABA_A受容体作動薬)、バクロフェン(FABA_B受容体作動薬)ではブロックできなかった。ノシセプチンによる痛覚過敏反応は、グリシンによってブロックされたが、D-AP5、ヘモグロビン、メチレンブルー、ムシモール、バクロフェンではブロックできなかった。ノシセプチンによるアロディニアおよび痛覚過敏反応はナロキソン(オピオイド受容体拮抗薬)ではブロックできなかった。ノシセプチンによるアロディニアおよび痛覚過敏反応はオピオイド受容体を介した反応ではないことが示唆された。ノシセプチンによる痛覚過敏反応はグリシンの作用の脱抑制に起因し、ノシセプチンによるアロディニアはグリシンの作用の脱抑制の後、グルタミン酸受容体-NOを介して引き起こされることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Masato Sakai: "Stimulation of nitric oxide release from rat spinal cord by prostaglandin E_2" British Journal of Pharmacology. 123. 890-894 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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