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腎癌免疫治療における新しい治療指標の開発

研究課題

研究課題/領域番号 10770784
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関筑波大学

研究代表者

河合 弘二  筑波大学, 臨床医学系, 講師 (90272195)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード腎細胞癌 / 養子免疫療法 / 細胞傷害性Tリンパ球 / インターフェロン / 腎癌 / CTL / 免疫治療
研究概要

平成11年度においては前年度で確立した腎癌特異的細胞傷害性Tリンパ球(CTL)誘導法を用いて大量培養したCTLにより養子免疫療法を行い臨床的に有効であった1症例について末梢血からのCTL誘導能を初めとする種々の治療指標の有用性を検討した。CTL誘導能の測定はマイクロプレートを用いてインターロイキン(IL)-1、IL-2、IL-4、IL-6を添加した培地で3-4週混合培養した場合のリンパ球の増殖能及び自己腎癌細胞への傷害活性で評価した。結果としてCTL投与後には約50%のウエルでリンパ球が増殖し、増殖したリンパ球の約60%で有意な傷害活性を認めた。また、治療後にFACScan flow cytometerを用いて末梢血リンパ球の表面マーカー及び細胞内サイトカイン産生能について検討したところ、CD8陽性細胞の増加ならびにTH1/TH2比が高い傾向を認めた。また、この症例で誘導されたCTLを自己及びアロジェニックな腎癌細胞に添加したところ、自己腎癌細胞に添加した場合にのみ培養上清中へのインターフェロンガンマの放出が認められた。以上より、末梢血からのCTL誘導能、細胞内サイトカイン産生能及び培養上清中へのインターフェロンガンマの放出はCTL養子免疫療法における治療指標として有用であることが示唆された。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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