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尿路性器系臓器におけるVacuolarH+-ATPaseの発現とその分布,局在

研究課題

研究課題/領域番号 10770796
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関岡山大学

研究代表者

門田 晃一  岡山大学, 医学部・附属病院, 助手 (60291473)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードV-ATPase / 膀胱 / 最外層細胞 / mRNA / Western blot法 / 膀胱最外層細胞 / 原形質膜
研究概要

マウスの膀胱内にtrypsinを注入することにより,最外層細胞の分化・再生過程モデルを作成した。走査型電子顕微鏡で観察すると,最外層細胞はtrypsin処理3時間でほぼ完全に剥離しており,24時間目には露出した中間層細胞表面構造の最外層細胞化が観察され,72時間目には大型の最外層細胞の再生が観察された。このモデルを用い,分化・再生過程における膀胱組織のV-ATPaseのmRNA発現量を本酵素の主要subunitの一つであり,構成蛋白質数の多いproteolipid cDNAをプローブとしてNorthern blot法で検討した。V-ATPaseのmRNA量はtrypsin処理3時間目および24時間目の試料において増加傾向が観察された。統計学的にもtrypsin処理3時間目の試料において有意差を認めた。この事は,最外層細胞の剥離が,中間層・基底層細胞のV-ATPase発現量の増加を引き起こすことを意味していると考える。
2.膀胱上皮組織各層細胞におけるV-ATPase発現量の検討。
最外層細胞および中間層・基底層細胞をtrypsin処理により単離し,各細胞の蛋白質レベルでのV-ATPase量をWestem blot法で検討を加えた。細胞蛋白質あたりの抗原量は膀胱上皮全層細胞画分も含めてほぼ同じレベルであった。免疫組織染色でV-ATPaseが,最外層細胞の腔面原形質膜に局在して観察されたにもかかわらず,細胞蛋白質あたりの抗原量がほぼ同じであったことは,抗原の分布密度の違いに起因しているものと考えられた。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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