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アンチセンス法を用いた睾丸の精細胞性悪性腫瘍に対する遺伝子治療モデルの研究

研究課題

研究課題/領域番号 10770799
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関香川大学

研究代表者

鎌野 寛  香川大学, 保健管理センター, 助教授 (60284337)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードmyb遺伝子 / アンチセンス法 / 遺伝子治療
研究概要

睾丸腫瘍の治療成績はシスプラチンを中心とした多剤併用の化学療法の発展により向上している。しかしIIIc期等の進行期症例においては未だ予後が悪い。したがってアンチセンス法による遺伝子治療などの新しい治療法の開発は臨床的に重要な意味を持つ。アンチセンス法を用いた遺伝子治療とは、特定のメッセンジャーRNA(mRNA)に対し相補的配列を持つアンチセンスDNAを用い、目的mRNAとアンチセンスDNAがDNA-RNA複合体を形成し特異的に遺伝子発現を阻害する方法である。われわれは以下のことを研究した。(1)B-myb遺伝子が細胞増殖に関連する遺伝子であること確認した。(2)B-myb遺伝子産物の転写因子としての細かな機能解析を行い、B-myb遺伝子産物のC末端の欠損あるいはC末端がサイクリンAあるいはサイクリンEによりリン酸化されることにより強力に転写活性化されることを明らかにした。(3)精母細胞、精粗細胞、睾丸腫瘍細胞においてB-myb遺伝子が強く発現されていることを明らかにした。(4)睾丸腫瘍細胞におけるB-myb遺伝子発現が強いことを発見した。(5)アンチセンスB-myb遺伝子(5μM)を睾丸腫瘍細胞NEC8に添加し4日間培養した。コントロールのDNAを導入した細胞に比較してアンチセンスB-myb遺伝子導入細胞は増殖が抑制されることを見いだした。(6)睾丸腫瘍細胞の増殖に関連したB-myb遺伝子を抑制することにより、睾丸腫瘍細胞の増殖を抑制可能なのではないかとの仮説をたて、アンチセンスB-myb遺伝子による遺伝子治療の基本モデルの作成を試みた。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Kamano H.Okamoto K 他: "Photodynamic purging of leukemia cells by high brightness LED and Ga-metal porphyrin"CLEO/Pacific Rim. 3. 1006-1007 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 渋谷正史 編: "がん遺伝子 がん抑制遺伝子"中外医学者. 317 (1998)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 渋谷正史: "がん遺伝子・がん抑制遺伝子" 中外医学社, 317 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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