研究課題/領域番号 |
10770811
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
長谷川 太郎 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (90297416)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 腎細胞癌 / MN遺伝子 / アンセンスオリゴヌクレオチド / アンチセンスオリゴヌクレオチド |
研究概要 |
腎細胞癌における新たな治療法の開発を目的としてj腎細胞癌に特異的に発現の認められる、MN遺伝子に対する、アンチセンスオリゴヌクレオチドを用いた抗腫瘍効果を検討した。翻訳開始コドンを含む15-30merのアンチセンスSオリゴとセンスSオリゴを対照としてセンスSオリゴとアンチセンスSオリゴ内の配列を5カ所変換した変異型Sオリゴも作成した。もっとも効果的なアンチセンスオリゴヌクレオチドの選択を行うために、MN遺伝子のtransformantに上記アンチセンスオリゴヌクレオチドを添加し、Morphology,および遺伝子のmRNAを指標に最も効果的なアンチセンスオリゴヌクレオチドの選択を施行したが、いずれも効果的な効果が認められず、濃度依存性等を認める事が出来なかった。ひと腎細胞癌から樹立した培養細胞株を用い、MNアンチセンスオリゴヌクレオチドの抗腫瘍効果をMTTassayを用いて検討したが、細胞増殖能の変化は認めず、また腫瘍から抽出したmRNAも発現の低下が認められなかった。しかしながら、MN遺伝子の発現子は過剰発現した、MIH3T3細胞においてはMN遺伝子のアンチセンスオリゴヌクレオチドを用いた抗腫瘍効果が報告されており、さらにあらたなアンチセンスオリゴヌクレオチドを作成しリポゾームを用い導入効率を向上させ、再度抗腫瘍効果を検討する必要がある。
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