研究課題/領域番号 |
10770846
|
研究種目 |
奨励研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
産婦人科学
|
研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
遠藤 方哉 横浜市立大学, 医学部, 助手 (20254211)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 1999
|
研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
|
配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
|
キーワード | GnRH様物質 / イントロン / RT-PCR / Northernblot / in situ hybridization / GnRH / Northern blotting / エクソン |
研究概要 |
卵巣においてGnRHあるいはGnRH様物質が分泌され、卵巣という微小環境の場でステロイド生合成機構や排卵機構に深く関与していることが示唆されている。しかし、いまだこの物質の構造決定や遺伝子発現については解明されておらず、詳細な作用メカニズムの研究も進んでいない。 今回の研究により、ラット卵巣においてGnRH mRNAは視床下部typeのほかに、エクソン1とエクソン2の間のイントロン(この部をイントロンAとする)を含んだものが存在していることを示唆する結果をRT-PCR法により得た。さらにこのイントロンA部分をプローブとして施行したNorthernblotting法により、ラット卵巣においてGnRH mRNAの遺伝子が発現していることを確認し、さらにそれが視床下部とは異なりイントロンA部分を含んでいることがわかった。また同じくこのイントロンA部分をプローブとして施行したin situ hybridization法によりGnRH mRNAの遺伝子発現の局在が顆粒膜細胞であることを確認した。 そこでGnRHmRNAの転写開始点の検索のために5'RACE法、3'RACE法を施行したが種々のバンドが検出され、一定の結果を得ることはできなかった。 これとは別にhCGやhMGの刺激による発現量の違いを検討したが、これら外的な刺激に伴うGnRH mRNAの発現量の変化はなかった。同時に施行したin situ hybridization法によってもその発現部位の違いはなかった。 これらの実験系を同意の得られたIVF時のヒト顆粒膜細胞においても行う予定である。
|