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ヒト受精、着床における細胞外マトリックスの分子生物学的意義

研究課題

研究課題/領域番号 10770847
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

岩橋 正明  和歌山県立医科大学, 医学部・産婦人科学, 助手 (90203398)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード受精 / 着床 / 細胞外マトリックス / コラーゲン / ラミニン / 子宮内膜 / 脱落膜
研究概要

細胞外マトリックスは組織の構築、形態を維持し、細胞増殖の足場だけでなく、細胞の成長、機能分化に重要な役割を呈している。この主要な構成成分であるコラーゲンとラミニンについてヒト子宮内膜、脱落膜および絨毛、さらには卵巣についてこれら細胞外マトリックスの発現について検討している。まず正常妊娠絨毛と胞状奇胎絨毛のラミニン-1の発現を検討し、胞状奇胎絨毛ではラミニン-1は正常絨毛に比較し、絨毛基底膜に強く免疫反応を示し、またノーザン・ブロット解析についても有意に発現の上昇を認めた。この結果を産婦人科の進歩51巻3号216-217に掲載した。つづいてヒト卵巣の卵胞発育に伴うVI型コラーゲンの局在を明らかにした。すなわちVI型コラーゲンは卵胞の莢膜細胞層とくに外莢膜細胞層に免疫組織学的およびin situ hybridizationの方法で証明した。このコラーゲンが卵胞発育に重要な役割を呈していることがわかった。この結果平成12年2月14日付けでFertility&Sterilityにacceptした。またマイナーコラーゲンであるXVI型およびXVIII型コラーゲンのモノクローナル抗体の作成に成功しこの発現を受精、着床過程にいて検討しているが、まずヒト子宮内膜においては子宮内膜腺の基底膜に発現が認められ、脱落膜では脱落膜細胞を囲繞する形で認められ、局在の変化が認められた。この結果を現在投稿の準備中である。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 岩橋正明: "正常妊娠および胞状奇胎の絨毛におけるラミニンの発現"産婦人科の進歩. 51巻3号. 216-217 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] MASAAKI IWAHASHI: "Decreased type-V collagen expression in human decidual tissues of spontaneous-abortion during early-pregnancy" Journal of clinical Pothology. 51. 44-46 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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