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嚥下に関わる末梢知覚入力と中枢内パターン形成機構の検討

研究課題

研究課題/領域番号 10770891
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関佐賀医科大学

研究代表者

大谷 信二  佐賀医大, 医学部, 助手 (80274596)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
1998年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード小細胞性網様体 / 細胞外記録 / motoneuron / 嚥下関連運動核 / 嚥下関連ニューロン
研究概要

本研究では、小細胞性網様体で同定されたCPG neuronより同側および対側の、疑核をはじめとする嚥下関連運動核への投射について検討を加えた.これによりmotoneuronへ投射するCPG neuronの分布およびmotoneuronの解剖学的な配列との対応が明らかになり、最終的なmotor outputが出力される段階におけるCPGの局在が解明され,またこれまでに報告している求心性情報の入力過程の検討結果とあわせてCPGの構成に関する考察が可能になると思われる.
平成10年度に行った実験では,対側延髄の電気刺激に対する延髄嚥下関連ニューロンの逆行性応答を細胞外記録法にて記録同定し,対側延髄への投射経路の詳細を検討した.具体的には,延髄小細胞性網様体にて同定された嚥下関連ニューロンにおいて,対側延髄の疑核(嚥下関連運動核)領域からの逆行性応答を記録している.そして,逆行性刺激に応答したニューロンの存在部位と,刺激部位との位置関係には,これまでのデータからは明らかな相関はみられない.この結果は,我々の対側嚥下関連ニューロンへの延髄内投射は広範囲にもたらされるという報告を裏付けるものである.
これら一連の研究成果より,延髄内の嚥下中枢の神経機構はいまだ解明されたとは言いがたいが,今年度はin vivo patch clamp法の手技を,孤束核嚥下関連ニューロンに応用し,嚥下や咳嗽といった様々な上気道防御反射の惹起に関する末梢知覚情報の処理と,中枢内神経細胞ネットワークについての検討を行うという角度を変えた研究をする予定である.

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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