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IL-5受容体を介するシグナル伝達機構の解明-JAKキナーゼの役割-

研究課題

研究課題/領域番号 10770892
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関熊本大学

研究代表者

緒方 憲久  熊本大学, 医学部, 助手 (20301377)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードIL-5受容体 / シグナル伝達 / JAKキナーゼ / 優勢劣性変異体 / IL-5
研究概要

IL-5受容体を介したシグナル伝達においては受容体(α鎖とβ鎖)自身は酸素活性がなく、受容体に会合したキナーゼがシグナル伝達に重要であることが明らかにされてきている。今回は受容体に会合したJAKキナーゼ(JAK2キナーゼ)の個々の役割を解析し、最終的にはIL-5刺激で誘導される機能との関係を明らかにすることを目的として研究を行ったきた。IL-2依存性の細胞株にIL-5受容体(α鎖およびβ鎖)の遺伝子を導入した細胞株およびIL-5受容体遺伝子とともに優勢劣性変異体のJAK2キナーゼ遺伝子を導入した細胞株それぞれを樹立してJAK2キナーゼの役割について検討した。優勢劣性変異体のJAK2キナーゼ、SHC、PI3キナーゼ、STAT5のリン酸化が抑制された。さらには受容体自身(βc鎖)のリン酸化も抑制されるという結果であった。また、IL-2依存性の細胞株にIL-5受容体のみ発現させた細胞株ではIL-5に応答して細胞増殖がみられたが、優勢劣性変異体のJAK2キナーゼを過剰発現させた細胞株では増殖反応が抑制されるという結果であった。以上、これまでの結果はJAK2キナーゼはIL-5刺激で誘導される多くの分子のチロシンリン酸化に関与しており、しいてはIL-5刺激により引き起こされてる細胞増殖に重要な働きをしていることをしていることを示している。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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