研究課題/領域番号 |
10770903
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
西野 宏 自治医科大学, 医学部, 講師 (50245057)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | G-CSF / IL-6 / 癌 / 浸潤 / uPA / MMPs |
研究概要 |
頭頸部悪性腫瘍細胞の浸潤に関与するuPA、MMPsはIL-6により影響を受けていることを明らかにした。 NKO-1(高濃度G-CSF・IL-6産生細胞株:ヒト低分化上顎扁平上皮癌)、MMSI-1(ヒト低分化上顎扁平上皮癌)、NKO-3(ヒト中分化上顎扁平上皮癌)、NKO-4(ヒト高分化中咽頭扁平上皮癌)、NO-2(ヒト上顎悪性黒色腫)の細胞株をもちい以下の研究結果を得られた。 1:NKO-1は他の細胞株に比べ高い浸潤能(インベージョンアッセイ)を認めた。 2:いずれの細胞株において培養上清中にIL-6を添加すると浸潤能の亢進が認められた。 3:NKO-1では培養上清中にG-CSFを添加すると浸潤能の亢進が認められた。 4:NKO-1の培養上清中にはuPAやMMPsの活性(ELISA)を認め、IL-6を添加すると活性の亢進が認められた。 5:MMSI-1、NKO-3、NKO-4、NO-2の培養上清中にはuPAとMMPsの活性(ELISA)で認めなかったが、培養上清中にIL-6を添加すると培養上清中にuPAとMMPsの活性が認められるようになった。
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