研究概要 |
前年度より近交系ルイスラットの硝子体中に生理的食塩水に溶解したSalmonella endotoxinを注入して実験ぶどう膜炎を作成し、角膜内皮におけるICAM-1,HLA class IIの発現の観察を行った。さらに、IFN-γを硝子体中に注入して角膜内皮細胞において注入24時間後に細胞表面の形態的変化であるmarginal fold、microvilliおよびmicro elevationの増加に加えてHLA class IIが発現することを第103回日本眼科学会総会において報告した。免疫透過電子顕微鏡による角膜内皮細胞におけるICAM-1の局在の検討は、細胞表面における発現は確認されたが、細胞内における局在については引き続き検討中である。
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