研究課題/領域番号 |
10770936
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
江島 哲至 九大, 医学部, 助手 (20294944)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 水疱性角膜症 / 角膜内皮細胞 / テロメレース / 遺伝子導入 / エレクトロポレーション |
研究概要 |
テロメレースを利用して水庖性角膜症の治療法を模索するため、 (1) ウサギ角膜内皮細胞を分離培養し、Telomeric Repeat Amplification Protocol(TRAP)assayでそのテロメレース活性を測定した。コントロールに用いたヒトメラノーマ細胞株ではあきらかなteromeric repeatの延長反応がみられたが、ウサギ角膜内皮細胞にはテロメレース活性はほとんど検出されず、17-29回の分裂後に増殖を停止した。剖検眼から得たヒト角膜内皮細胞は状態の良い物を得るのが困難であったが、暫定的な実験ではやはりテロメレース活性は検出できず、角膜内皮細胞の非増殖性と合致する結果であった。 (2) ウサギ角膜内皮細胞に対しエレクトロポレーションで遺伝子を導入する条件設定するためLacZ遺伝子を導入した。5μgのLacZプラスミドDNAをウサギ前房内に注入し、角膜用に作成した電極で角膜表面から電気パルスをかけたところ、電極間隔1mmで、電圧25Vのときに最も広いLacZ発現面積が得られた。 さらに次年度は、テロメレースの逆転写酵素部分(hTERT遺伝子)を培養角膜内皮細胞および生体のウサギ角膜内皮に導入を試みる予定である。
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