研究課題/領域番号 |
10770939
|
研究種目 |
奨励研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
眼科学
|
研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
平田 憲 熊本大学, 医学部・附属病院, 助手 (60295144)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 1999
|
研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
|
配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
|
キーワード | 血管内皮 / VEGF / 人工的後部硝子体剥離 / 硝子体手術 / 血管透過性 / 銀染色 / 走査電子顕微鏡 / endothelial gap / fenestration / VVO |
研究概要 |
VEGF投与法の検討 VEGFなどの薬剤投与による眼内血管の透過性変化を観察する目的で、家兎眼を用い、硝子体切除による方法を検討した。従来家兎眼において人工的後部硝子体剥離を行った報告はなく、我々は初めて兎眼における人工的後部硝子体剥離法を開発し、報告した。 眼内血管内皮の形態変化 眼内血管内皮の形態変化観察のために光学顕微鏡レベルでは主として銀染色法を用いた。従来の血管内への染色液の直接投与法以外に、硝子体切除後の硝子体腔内より染色法も開発し、容易な血管内皮の観察が可能となった。また網膜最内層の観察にも応用された。VEGF投与による血管内皮の形態変化は家兎網膜血管においてはendothelial gap形成による血管透過性亢進が観察され、従来のケミカルメディエーターの投与によって観察された現象と類似の変化が観察された。 血管内皮細胞内の細胞骨格の変化 ZO-1を用いた観察では、血管内皮細胞間に存在するタイトジャンクションはendothelial gapの形成とともに部分的消失が観察された。
|