• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

抗Fas抗体眼内投与による実験的自己免疫性ぶどう膜炎の発症期における抑制

研究課題

研究課題/領域番号 10770958
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関東京医科大学

研究代表者

竹内 大  東京医科大学, 医学部, 助手 (40260939)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードT細胞 / FAS / アポトーシス / サイトカイン / トレランス / Fas / 自己免疫病 / EAU / ぶどう膜炎 / IRBP
研究概要

網膜特異抗原であるInterphotoreceptor retinoid-binding protein(IRBP)を完全フロインドアジュバンド(CFA)とともにB10.Aマウスに免疫するとT細胞を主体とした自己免疫性ぶどう膜網膜炎(Experimental autoimmune uveoretinitis;EAU)が発症する。EAUは、活性化したIRBP反応性T細胞の眼内浸潤により発症すると考えられるため、本研究で我々は、Fas receptorと結合して、Fas receptorを発現している細胞にアポトーシスを誘導する抗Fas抗体を眼の前房内に局所投与することにより眼内の活性化T細胞にアポトーシスを起こさせ、EAUをその発症期で抑制できるかどうかについて検討を行った。抗Fas抗体のアイソタイプコントロール抗体を前房投与されたマウス群と比較して、抗Fas抗体を投与されたマウス群では、EAUの重症度の抑制がみられ、免疫組織化学染色により、より多くの眼内浸潤リンパ球のアポトーシスが確認された。また、抗Fas抗体を投与されたマウス群においては、抗体投与を行っていない対側の眼においてもEAUの抑制がみられたことにより、その脾細胞のIRBPに対するT細胞増殖反応、IFN-γ合成能をさらに解析した。その結果、アイソタイプコントロール抗体を投与したコントロール群と比較して、IRBPに対するT細胞増殖反応に変化はみられなかったが、IFN-γ合成能は強く抑制されており、眼内に投与された抗Fas抗体が全身性にIRBP反応性IFN-γ合成T細胞のアポトーシスを誘導していたことが示唆された。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] M.Takeuchi: "TGFβ promotes immune deviation by altering accessary signals of APC"Journal of zammunolgy. 160. 1589-1597 (1998)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] M.Takeuchi: "Suppression of spontaneous uveoretimitis development by non-immunogenic peptide immunization"European Journal of Immunology. 28. 1578-1586 (1998)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] M.Takeuchi: "ACAID-inducing alls activate Talls, and rescue them from amtigen induced apoptosis"Immunology. 98(4). 576-583 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi