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原田病ぶどう膜炎眼局所由来HLA-DR4拘束性メラノサイト抗原特異的T細胞の解析

研究課題

研究課題/領域番号 10770966
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関久留米大学

研究代表者

杉田 直  久留米大学, 医学部, 助手 (10299456)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード原田病 / T細胞クローン / HLA-DR4 / メラノイト抗原 / Tyrosinase / サイトカイン
研究概要

眼内に活動性病変のあるHLA-DR4(DRB1^*0405)陽性原田病患者数名の眼局所浸出細胞、脳脊髄液内浸出細胞及び末梢血単核球(PBMC)を採取して、rIL-2,feeder細胞(X線照射した混合健常人末梢血単核球)存在下に限界希釈法を用いてT細胞クローン(TCC)を樹立した。樹立したTCCのphenotype解析はフローサイトメトリーにて行い、CD3+CD4+のTCCを以下のassayに用いた。同原田病患者のPBMCにB95-8培養上清を加え、EB virus transfomed B cell lineを樹立した。また、抗原提示細胞としてこの自己B細胞株およびHLA-DR4(DRB1^*0405)陽性のL-DR4(a mouse trasfected L fibroblast cells)を用い、メラノイト細胞株のHLA-DR4(DRB1^*0405)陽性株および陰性株も標的細胞として用いた。抗原ペプチドとしてはメラノサイト抗原遺伝子の一つ、Tyrosinaseから同定されたHLA-DR4 binding peptide(Ty450-462;SYLQDSDPDSFQD)を合成した。陽性コントロールペプチドとしてDR4 bindingのApolipoprotein B(AP-B-100;KPYNEAKTKFDKY)を、陰性ペプチドとしてDR1bindingのインフルエンザヘマグルチニンペプチド(HA306-318;PKYVKQNTLKLAT)をを合成し、用いた。まず、樹立したTCCのサイトカイン産生能をELISA法により検討した。測定したサイトカインはIL-1a,IL-2,IL-4,IL-6,IL-10,TNF-a,IFN-g,GM-CSF,及びIL-8,RANTES,MIP-1a,bなどのケモカインで無刺激下でのCD4+TCCのこれらの産生能を測定した。これらのTCCはIL-6,IFN-g,IL-8,RANTES,MIP-1a,bなどが対照(健常人末梢血単核球由来TCC)と比べ有意に高値を示した。次にこれらのTCCを用いてTy450-462に反応するクローンがあるかどうかを検討した。標的細胞にL-DR4を用い、assayはTCCのRANTES産生能(24,48,72時間)でスクリーニングしたところ原田病眼局所およびPBMC由来のCD4陽性TCCの中の数クローンがTy450-462peptideに反応した。今後さらにクローンを増やしてスクリーニングを行う予定である。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Mami Sakaguchi: "Cytokine production by T cells infiltrating in the eye of uveitis patients" Japanese Journal of Ophthalmology. 42・4. 262-268 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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