• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

創傷治癒、皮膚悪性腫瘍におけるBasonuclinの関与

研究課題

研究課題/領域番号 10770984
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 形成外科学
研究機関聖マリアンナ医科大学

研究代表者

松崎 恭一  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助手 (20278013)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワードBasonuclin / 表皮細胞 / 創傷治癒 / Zinc finger / transcription factor / 増殖 / 分化 / zinc finger
研究概要

Zinc finger proteinであるBasonuclinは、表皮のstem cellが存在するといわれている表皮基底細胞に存在することから、表皮細胞の増殖と分化に深く関与していると考えられている。ヒト組織でのみ研究が行われてきたBasonuclinが、創傷治癒にどのように関与しているかを本研究ではラットによる実験モデルで検討した。
ラット背部に3×3cmの筋膜にいたる皮膚欠損創を作製した.皮膚欠損創はワゼリンガーゼで被覆し、その後健常部を含め皮膚欠損創を経時的に採取した。採取した検体はO.C.T.Compoundに入れ急速凍結した。凍結した検体を6μmに薄切後、アセトン:メタノールで固定した。固定した切片にrabbit polyclonal antibody to human Basonuclinを加えインキュベーションした。次いでbiotinylated goat antiserum to rabbit IgGとstreptavidin-Cy3を加え免疫染色した。また、DNAはHoechst33258で染色した。標本の観察は螢光顕微鏡を用いて行った。
結果は正常皮膚と創縁皮膚との間でBasonuclinの局在に明らかな相違は認められなかった。今回の研究は光顕レベルによる検討であったが、今後は分子生物学手法も取り入れて検討してみたい。また、皮膚の創傷治癒は主に創の収縮と上皮化によって行われるが、Basonuclinは表皮の基底細胞とその直上の細胞で見られることから、創収縮の影響のない角膜潰瘍モデルを用いることによって創傷治癒の中でも特に上皮化への関与に焦点を絞り検討してみたい。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi