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光線透過型付形子(圧接子)が光硬化型修復材の表面物性および歯質接着性に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 10771057
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関日本大学

研究代表者

岩崎 圭祐  日本大学, 歯学部, 助手 (00291708)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード光透過型付形子 / 酸素透過性 / 光重合型レジン / ヌープ硬さ / 歯ブラシ摩耗率 / 着色量 / 光線透過型付形子 / 光硬化型修復物 / 光強度 / 物性
研究概要

平成10年度の結果をふまえ,付形子の酸素透過性が,これを用いて重合硬化させた修復材の表面物性に及ぼす影響を把握するために,高分子フィルムを用いて以下の検討を加えた。高分子フィルムとしては,酸化ケイ素二軸延伸ポリフタレート(酸素透過量0.2cc/m2・24h・atm),酸化アルミニウム蒸着二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(酸素透過量1.5cc/m2・24h・atm),塩化ビニルデンコート二軸延伸ポリプロピレン(酸素透過量8cc/m2・24h・atm),二軸延伸ポリアミド(酸素透過量35cc/m2・24h・atm),二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(酸素透過量63cc/m2・24h・atm),二軸延伸ポリプロピレン(酸素透過量2100cc/m2・24h・atm),連鎖状低密度ポリエチレン(酸素透過量2700cc/m2・24h・atm)の7種を用いた。光重合型レジンとしてはUDMA系のLite-Fil II AおよびBis-GMA系のCleafil APXを用い,照射時の光強度は600mW/cm^2に設定し,表面物性としてヌープ硬さ,歯ブラシ摩耗率および0.1%オイルオレンジに対する着色量などに及ぼす影響を検討し,以下の結論を得た。
1.ヌープ硬さは,照射面下0.1mmの深さ地点において高分子フィルムの酸素透過性の影響を受けた。その影響は,酸素透過性が低いものほどヌープ硬さが高く,酸素透過性に依存性があった。
2.歯ブラシ摩耗率および着色量は,いずれも高分子フィルムの酸素透過性の影響を受けた。その影響は,両パラメーターともに酸素透過性が低いものほど低く,酸素透過性に依存性があった。
3.表面物性が良好であった高分子フィルムは,酸化ケイ素二軸延伸ポリフタレートおよび酸化アルミニウム蒸着二軸延伸ポリエチレンテレフタレートであった。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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