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CO_2レーザーを用いた接着性レジンの直接覆罩剤の研究

研究課題

研究課題/領域番号 10771062
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関日本歯科大学

研究代表者

海老原 隆  日本歯科大学, 新潟歯学部, 助手 (40287777)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1998年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード直接歯髄覆罩法 / CO_2レーザー / 直接歯髄覆罩剤
研究概要

成猿カニクイザル2頭の60歯の歯頸部に対して直径約1.0mmの露髄窩洞を形成し,その後4つの実験群:(A群:コントロール)Ca(OH)_2+ZOE+GI+Clearfil Mega Bond+AP-X,(B群)CO_2レーザー照射+Ca(OH)_2+ZOE+GI+Clearfil Mega Bond+AP-X,(C群)Clearfil Mega Bond+AP-X,(D群)CO_2レーザー照射+Clearfil Mega Bond+AP-Xにてコンポジットレジン修復を行った。実験動物はホルマリン溶液による頭頸部灌流固定にて屠殺し,パラフィン連続切片を作製し,直接覆罩面の病理組織学的観察を行った。観察期間は,短期(4日),中期(35日),長期(90日)とした。
その結果,歯髄の炎症性変化は,短期群ではいずれの実験群においても象牙芽細胞の配列不正と減少・消失,充血や出血,急性炎症性細胞浸潤などが観察された。Ca(OH)_2を用いたA,B群では特に著明に観察された。中期群では短期群にみられた炎症性変化が減少し,基質形成や刺激象牙質の形成,不完全ではあるが象牙質橋の形成が若干観察された。長期群では,さらに歯髄の炎症性変化は減少する傾向にあり,刺激象牙質の形成と完全な象牙質橋の形成が著明に観察された。象牙質橋の形成量は,A,B群の方がC,D群と比較して多く観察された。また,全ての実験群においても細菌の侵入は認められなかった。
本実験において,コントロール群と比較してB,C,D群は歯髄の炎症性変化に著明な所見はみられず,直接覆罩剤としての有効性が示唆された。今後CO_2レーザーの照射条件(出力,照射時間)についても,さらなる検討を加えていきたい。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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