研究課題/領域番号 |
10771077
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
補綴理工系歯学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
山田 真一 大阪大学, 歯学部, 助手 (00252693)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | インプラント補綴 / 咬合 / 咀嚼運動 / 咬合力 / 咀嚼能率 / インプラント上部構造 / 咬合面形態 / 食品 / インプラント |
研究概要 |
本研究の第一の目的は、インプラント補綴における食品性状による咀嚼運動の様相を把握するために、インプラント補綴装着者48名について、咀嚼運動を既存の下顎運動記録測定装置を用いて記録し、咀嚼リズムと咬合位付近における咀嚼経路の様相について分析を行った。 その結果、咀嚼リズムについてはインプラント補綴装着者において開口相時間の短縮傾向が特徴的に認められ、さらに上下顎インプラント補綴装着者においては食品の性状の影響を最も大きく受けていた。さらに、咬合位付近における咀嚼経路の様相については、硬性粉砕性を有するピーナッツ咀嚼において、インプラント補綴装着者では、咀嚼開始から早期に中心咬合位に咬み込む傾向が認められた。さらにインプラント補綴装着者において、対合歯が天然歯よりもインプラントの場合に、早期に中心咬合位に咬み込む特徴が顕著に認められた。硬性凝集性を有するスルメ咀嚼および軟性弾力性を有するグミ咀嚼において、インプラント補綴装着者では、咀嚼開始から早期に中心咬合位に咬み込む傾向が顕著に認められたが、インプラント補綴部位の対合歯による影響は認められなかった。硬性線維性を有するタクアン咀嚼において、インプラント補綴装着者では、天然歯列者における咀嚼の様相と比較的類似しており、インプラント補綴部位の対合歯による影響も認められなかった。 以上より、インプラント補綴において、食品の性状による咀嚼運動の様相が天然歯と異なることから、歯根膜の欠如に由来すると推察される咀嚼運動の変化が明らかとなった。 本研究の第二の目的は、インプラント補綴の機能的な咬合力を測定し、その特徴を知ることである。現在、インプラント上部構造の内冠にストレインゲージを張り付けた三次元咬合力計のシステム開発を行っており、自家製のセンサーの製作および予備実験としてこの装置の校正実験を行った。その結果、本装置は口腔内での使用が可能となった。
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