研究課題/領域番号 |
10771078
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
補綴理工系歯学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
池邊 一典 大阪大学, 歯学部・付属病院, 講師 (70273696)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 高齢者 / 口腔内調査 / 栄養摂取 / 食生活 / 義歯 / 咬合力大 / 満足度 / 咀嚼機能 / 栄養 |
研究概要 |
大阪府老人大学講座受講生323名(男性174名、女性149名、平均年齢66.3±4.3歳)に対し、口腔内調査および栄養摂取状況調査を行い次の結果が得られた。 1.一人平均現在歯数および義歯装着状況 調査対象者の現在歯数の平均は20.8±8.6本であった。義歯装着状況は、全部床義歯装着者(以下、CDとする。)は上顎9.4%、下顎8.4%、部分床義歯装着者(以下、PDとする。)は上顎26.6%、下顎32.3%、であり、上下顎のいずれかに義歯を装着している者が48.8%と全体の約半数を占めた。 2.義歯の状態と栄養摂取状況 歯列に欠損のない「天然歯群」と、上下顎のいずれかに有床義歯を装着している「義歯装着群」とを比較したところ、各栄養摂取量は、両群間で有意差はみられなかった。しかし義歯装着者の中では、エネルギーおよび各栄養摂取量は「咬合力大群」の方が「咬合力小群」に比べ大きくなり、男性ではタンパク質と鉄分について有意差が認められた(p<0.05)。義歯に対する「満足群」は「不満群」に比べてエネルギーの充足率は大きく、男性では有意差がみられた(p<0.05)。また女性では「満足群」は「不満群」に比べてタンパク質、鉄分およびビタミンAの摂取量が多く有意差がみられた(p<0.05)。 以上の結果から、義歯が高齢者の食生活に有効に働き、健康に寄与するためには、主観的および客観的な評価の高い義歯による咀嚼機能の回復が必要であることが示された。
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