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接着耐久性の口腔内における直接測定法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 10771090
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

梶原 浩忠  鹿児島大学, 歯学部, 助手 (20274855)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード接着耐久性試験 / 口腔内直接測定法 / 水中熱サイクル試験 / 水中浸着試験 / 接着試験片 / 接着性レジンセメント / 接着システム / 接着性ブリッジ / 熱サイクル試験 / 接着面積 / マスキングテープ / 圧縮剪断試験 / ハンドル / レジンセメント
研究概要

1.患者の補綴物に接着試験片を組み込むことで臨床に直結した接着耐久試験を行うことを目的とした.まず,接着試験片に最も適した形態,材質,接着面積の規制方法および接着面積を決定するため,それらが熱サイクル試験の結果にどのような影響を及ぼしているかを以下のように明らかにした.(1)接着面の形態は円形の方が角形に比べて安定した結果が得られる.(2)被着体とその取り付けハンドルが同種金属の場合は熱サイクル試験の影響を受けにくく,接着強さの低下が小さい.(3)マスキングテープを用いて接着面積を規制すると精度の高い試験片が出来るが,その際,接着部分と取り付けハンドルの端面のは出来るだけ距離が短い方がよい.以上の結果より被着体に直径5.0mmの穴の開いたマスキングテープ貼り接着面積を規制し,PMMA系のレジンセメントを用いて接着した試験片を採用した.
2.実際の口腔内に装着する試験片は以下の2種類とした.(1)1歯欠損ブリッジのポンティック部分の粘膜面側を分割し,分割した基底面側を上記の方法にて接着した試験片.(2)義歯の人工歯を金属で作製し,咬合面側と基底面側に分割し,接着した試験片.以上2種類の試験片を患者の口腔内に装着し接着強さを測定し熱サイクル試験の結果と比較する.また,口腔内に装着された試験片と熱サイクル試験のものとを比較するためには,口腔内で接着試験片が脱離しない程度に接着強さが低下することが必要である.しかし,臨床の現場では患者の同意を得るのが非常に困難であり,同意が得られた場合も,もし装着中の試験片が脱離し,誤飲,誤嚥した場合の問題が現在のところ解決していない.
3.今後患者に装着した試験片を誤飲,誤嚥した場合の問題を解決する必要がある.

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 梶原浩忠: "接着耐久性試験において試料の形態および材質が試験結果に及ぼす影響"日本補綴歯科学会雑誌. 43(1). 90-99 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 梶原浩忠: "接着耐久試験"歯科技工. 27(9). 1171-1171 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 梶原 浩忠: "接着耐久性試験において試料の形態および材質が試験結果に与える影響" 日本補綴歯科学会雑誌. 43・1. 90-99 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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