• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

咀嚼運動時の脳機能画像による皮質賦活領域の検討

研究課題

研究課題/領域番号 10771092
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

馬場 俊輔  京都府立医科大学, 医学部, 助手 (40275227)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードFunctional MRI / 脳機能画像 / 咀嚼運動 / 咬合
研究概要

咀嚼運動における脳賦活状態をfunctional MRI(以下fMRI)を用いて解析することによって、咀嚼の1ストロークにおける皮質運動野のなかでの賦活領域を明らかにするとともに、咬みしめ強度の違いが皮質賦活領域に及ぼす影響を検討する目的で、大脳皮質一次感覚野と一次運動野での,咬みしめ強度を変化させれた時のfMRIのデータ解析を行った結果,これまでわかっていた一連の咀嚼運動で賦活領域が増加するのではなく,咬みしめ強度を上げることによって,賦活領域が増加し,さらに賦活領域における信号強度も増加することが明らかになった.また,tappingでは一次感覚野が優位に賦活している様相を示した.そのため,定量的に一次感覚野と一次運動野の賦活程度や,賦活領域を解析するために,一次感覚野と一次運動野の咀嚼運動時の応答の相違とその関係について解明すれば,中枢支配の運動制御と末梢からの求心性の情報が,どう関係しているのかを明らかにできると考えた.今年度は,その基礎となるべく実際の咀嚼運動ではなく,咀嚼運動をしている状態を想像させた時の一次感覚野と一次運動野における賦活状態を検討した.その結果,実際の咬みしめ運動がなくても運動野の賦活が確認された.また,想像による咬みしめは、実際の咬みしめ運動に比べて一次感覚野と一次運動野の賦活領域において約1/4であることがわかった.このことは,逆に実際の咀嚼状態になくとも咀嚼野を賦活させることが可能であることを示唆するものと考える.

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] S.Baba, M.Fukunaga, C.Tanaka et al: "Effect of Biting Force on the Activation of the Brain in fMRI"Journal of Dental Research. 78. 194 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] S.Baba, A.Hirota, Y.Yutsui et al: "Imaginary mastication comses primary sensorimotor cortex activation"Journal of Dental Research. 79. 493 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 馬場俊輔、福永雅喜、田中忠蔵ほか: "咬みしめ強度の変化が大脳皮質賦活領域に及ぼす影響" 日本補綴歯科学会雑誌. 42特別号. 86 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] S.BABA,M.FUKUNAGA,C.TANAKA et al.: "Effect of Biting Force on the Activation of the Brain in fMRI" J.Dental Research. 78Special. 194 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi