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リウマチ性顎関節炎におけるラポトーシスと関連遺伝子の解析および関節炎モデルの樹立

研究課題

研究課題/領域番号 10771115
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関東北大学

研究代表者

千葉 雅俊  東北大学, 歯学部, 助手 (70261526)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード筋関節 / 滑液 / リウマチ / 関節炎 / MRI / 顎関節 / 関節リウマチ / 滑膜 / アポトーシス
研究概要

1. 滑液採取法の検討-希釈法で採取した滑液サンプルは、パンピング操作で出血するためか血液の混入が予想以上に多かった。滑液は微量な上に相当量の血液が混入していたのでは、分析の定量性は全く信頼性がなく、希釈法は滑液の評価方法として不適切であった。そこで微量な滑液を原液で採取する方法を再々検討した。その結果、関節隆起頂点付近の皮膚を止血効果を期待しエピネフリン含有キシロカインで麻酔後、やや開口させ22G/25mmの注射針で同部から上関節腔を穿刺し、針の内部に入った滑液を27G注射針て吸引・採取する方法を考案した。同方法は少量の滑液であれば血液の混入が比較的避けて採取できる。本方法にて採取した滑液を分析する予定である。なお、滑膜の採取は様々な事情で困難なため、施行出来ていない。
2. OAやRAに罹患した下顎頭に見出された浮腫性変化は、従来一般に用いられてきたT1とT2強調MRlでは下顎頭の骨髄が脂肪化しているため困難であった。そこで脂肪抑制併用T2強調MRlを用いて顎関節を観察したところ、患側の下顎頭に浮腫性変化が明瞭に見られることが予備的研究で明らかになり、現在、脂肪抑制併用T2強調像をルーチンに撮像している。滑膜の増殖や関節軟骨の破壊が始まる前に軟骨下骨や関節包外の下顎頭の骨髄に何らかの反応が生じている可能性を考えており検討中である。
3. リウマチ性顎関節炎が他の関節と異なり、強直が生じにくい原因を関節包内の要因に求めてきた。しかし、関節包外の要因(特に筋の活動性)がむしろ大きいのではないかと推察され、現在、検討中である。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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