研究課題/領域番号 |
10771128
|
研究種目 |
奨励研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科系歯学
|
研究機関 | 島根医科大学 |
研究代表者 |
尾原 清司 島根医科大学, 医学部, 講師 (70204279)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 1999
|
研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
|
配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1998年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
|
キーワード | Squamous cell carcinoma / Granulocute colony-stimulation factor / Granulocyte colony-stimulation factor receptor / teromelase / tumor maker / CYFRA / Cytokeratin 19 |
研究概要 |
扁平上皮癌の免疫組織染色の研究成果: 扁平上皮癌細胞の性質を免疫組織染色にて検討し、抗Granulocyte colony-stimulating factor(G-CSF)抗体,抗Granulocyte colony-stimulating factor receptor(G-CSFR)抗体を用いた研究にて新たに知見が得られた。(第14回国際口腔顎顔面外科学会、於ワシントンDC、1999年4月発表) 1)組織学的文化度の低い扁平上皮癌組織が高いものより、G-SCF、G-CSFRともに発現率が高い。 2)転位頸部リンパ節の扁平上皮癌組織が、その原発部位に比較してG-CSFRの発現率が高い。 扁平上皮癌培養細胞(SCC25)による研究: 培養扁平上皮癌細胞(SCC25)に対するG-CSF)の作用の検討にて知見が得られた。(第4回アジア口腔顎顔面外科学会、韓国済州島、2000年6月発表予定、accept済み) 1)培養液中に1μg/ml濃度でG-CSFを添加すると、細胞増殖が有意に増加する。 2)GーCSF添加、非添加培養液中のサイトカインの組成、濃度が異なる。 上記より、扁平上皮癌細胞のGーCSFRを発現するクローンの中には転移浸潤能が高いものがあるのではないか、という関係が示唆された。 口腔扁平上皮癌テロメレース活性の測定: 現在、口腔扁平上皮癌組織のテロメレース活性測定、扁平上皮癌組織にテロメレースの高い活性があることを確認。現在上記の増殖能変化との関係を研究中。
|