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口腔内悪性腫瘍患者の局所ならびに全身の免疫能と染色体遺伝子異常の研究

研究課題

研究課題/領域番号 10771153
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関日本歯科大学

研究代表者

前澤 訓  日本歯科大学, 歯学部, 助手 (90301572)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード頭頚部扁平上皮がん / リンパ球表面抗原 / IL1β / IL10 / IL12 / p53 / フローサイトメトリー / サイトカイン / TIL
研究概要

平成9-11年に来院した頭頚部扁平上皮癌患者53例、男38例、女15例、(年齢45-84歳、平均年齢64.2歳)において検索をおこなった。対照群としては悪性腫瘍、良性腫瘍、通常の基礎疾患を除いた健常なボランティアで年齢を合わせた男性13例、女性7例、計20例(年齢45-86歳、平均年齢66歳)をコントロールとした。免疫能として測定した項目は末梢血リンパ球数、補体タンパクC3c、C4、免疫グロブリンIgG、IgM、IgA、免疫複合体IC、血清補体価CH50、血清中サイトカイン1L1β、IL2、IL4、IL6、IL8、IL10、IL12、IFNγ、また末梢血よりフローサイトメトリーにてリンパ球表面抗原、CD3、4、8、16、45RA、45RO、56、95、TRCγを測定した。これらを、術前、放射線治療 30Gray 照射後、術後1か月、2か月、3か月、6か月、1年、5Fu、CDDPによる化学療法後、1週、2週、1か月、2か月にて測定した。患者の免疫グロブリンではIgGが有意に上昇していた。サイトカインでは、1L1β、IL10、IL12、においてp<0.05で患者群で高値であった。その他は測定は終了しているが現在解析中である。術前照射をおこなった34例中、16例でリンパ球数、CD4PCD8N、CD3NCD19Pが減少し、CD4NCD8Pの上昇がみられた。CD16PCD56P、TCRγに変化はなかった。化学療法による影響は大きく直後よりダメージは出現し、とくにCD4PCD8N、CD4NCD8P、CD3NCD19P、の低下は著明で、施術前の状態に回復するのに2か月を要した。遺伝子変異はSSCP法にてp53および関連遺伝子を検索し現在解析中であるがその結果は第59回日本癌学会総会にて発表を予定している。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 前澤訓: "タバコ特有N-ニトロリアミン4(Mechylnitros amino)-1-(3-pyridyl)-1-Butanoneによって成人****培養ケラチサイト細胞株に誘導される絶体*とDNA障害"日本口腔外科学会雑誌. 43. 814-824 (1997)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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