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顎運動の生後発達と閉口反射の関与について

研究課題

研究課題/領域番号 10771172
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関新潟大学

研究代表者

小林 博昭  新潟大学, 歯学部, 助手 (80262450)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード顎運動 / 発達 / ウサギ / ラット / 電気刺激 / 筋電図 / 歯根膜 / 顎反射
研究概要

浅く麻酔した幼若期から成熟期のウサギを用いて、上顎の口腔軟組織および切歯に機械的刺激を与え、それにより生じる咬筋、頬骨下顎筋の反射応答について経日的な研究を行った。
1.生後2日目のウサギでは、上顎の広い範囲(切歯部唇側歯肉、口蓋、ロ唇,鼻)に圧刺激(荷重10g、加圧面積0.5mm^2)を与えることにより、咬筋、頬骨下顎筋で興奮反射を生じた。
2.ウサギの成長にともない、切歯唇側歯肉、口蓋、ロ唇および鼻の圧刺激により生じる興奮反射の強さは経日的に減少し、成熟ウサギではほとんど消失した。
3.上顎切歯を唇側方向から押すと、生後2日目より成熟ウサギと同様に、頬骨下顎筋に興奮反射(lateral jaw movement reflex)が出現した。
4.口腔軟組織および切歯歯根膜の電気刺激によっても、機械的刺激を行ったときとほぼ同様の興奮反射の経日的な変化が認められた。
5.末梢性に誘発させた周期的顎運動中に、切歯歯根膜に電気刺激を与えた。電気刺激の強さは、咬筋に興奮反射が生じる強さとした。生後2日目では周期的顎運動は吸啜運動様の顎運動を示し、閉口相に与えた歯根膜電気刺激により咬筋の筋活動量、発火時間は減少した。逆に顎二腹筋活動は筋活動量、発火時間がともに増加した。
成熟ウサキで同様に電気刺激を行うと、咬筋の筋活動量、発火時間は増加し、顎二腹筋の筋活動量、発火時間は減少した。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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