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無拘束家兎における嚥下時の外舌筋活動についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 10771174
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関新潟大学

研究代表者

星 隆夫  新潟大学, 歯学部・附属病院, 助手 (10272832)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード無拘束ウサギ / 嚥下 / 外舌筋筋活動 / 下顎運動
研究概要

本研究は,嚥下時の外舌筋活動を解明するため被検動物としてウサギを用いて行った.下顎運動と同時に咀嚼筋(咬筋,顎二腹筋),外舌筋(茎突舌筋,オトガイ舌筋),舌骨筋(顎舌骨筋,甲状舌骨筋)の筋電図を記録した.記録は,自由行動下でペレット咀嚼および嚥下運動を対象として行った.下顎運動の最大開口時から次の最大開ロ時までを1周期とし,甲状舌骨筋の大きな活動のある1周期を嚥下周期と規定し,咀嚼周期と区別した.咀嚼および嚥下周期における各筋の筋活動のタイミングについて検討した.1)咀嚼運動:咀嚼周期の下顎運動は3相(fast closing phase,slow closing phase,opening phase)に分類された.オトガイ舌筋は顎二腹筋と同期し,opening phaseに活動していた.茎突舌筋にはfast closing phaseとopening phaseにそれぞれ2相性の活動が認められた.本研究の結果は,過去のX線画像を用いた研究の結果を支持していた.2)嚥下運動:嚥下周期の下顎運動は5相(fast closing phase,slow closing phase,O_1 phase,O_2 phase,O_3 phase)に分類され,咀嚼時の周期時間と比較すると,opening phaseには顕著な延長が認められた.相関分析の結果,この延長はopening phaseにO_2 phaseが挿入されたため,嚥下時の周期時間が延長したことが明らかとなった.また嚥下時に特徴的な筋活動は,顎舌骨筋,茎突舌筋および甲状舌骨筋において認められた.顎舌骨筋と茎突舌筋はほぼ同時に活動を開始し,甲状舌骨筋はそれらに約60msec遅れて活動を開始していた.この60msecの遅れは,口腔から咽頭までの食塊の移動する時間であると推測された.

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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