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咀嚼筋のエネルギー代謝特性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10771197
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関岩手医科大学

研究代表者

佐藤 和朗  岩手医科大学, 歯学部, 助手 (60295996)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード咬筋 / 代謝 / 核磁気共鳴分光法 / ^<31>Pスペクトル / ^1Hスペクトル
研究概要

1.^<31>Pスペクトルと^1Hスペクトルの対象および方法
顎機能異常がない24〜33歳の健常な男性ボランティア20名を対象とし、1.5T臨床用MRIを用いて測定した。^<31>PMRSの測定では、^nH、^<31>Pのダブルチューニング表面コイルを用いて、二次元CSI法により,繰り返し時間/加算回数=1000/32の測定条件で,下顎の安静スペクトルを測定した.測定したスペクトルからクレアチンリン酸(PCr),無機リン(Pi)のピークの高さを算出した.^1HMRSではTMJ撮影用コイルを用いて、Single voxel STEAM法により、繰り返し時間/エコー時間/加算回数=1500/270/128の条件下で、下顎安静の状態で^1Hスペクトルを測定した。得られたスペクトルからクレアチン(Cr)とコリン(Cho)のピークの面積を計算した。
2.結果
(1)CrとChoのピークの面積の相関係数は水抑制時で0.604(p<0.01)、水抑制なしで0.548(p<0.01)であった。(2)CrとChoの比は水抑制時で1.31±0.31、水抑制なしで1.38±0.49あった。(3)PCrとPiの相関係数は0.758であった。(4)PCrとCrの相関係数は0.21であった。
前年度報告したように、^<31>Pスペクトルでは、健常者における筋収縮によるPCr、Piの変化が認められた。さらに本年度は、^1Hスペクトルにおいて、CrとChoとの関連性が認められ,本法で咬筋の代謝特性が把握できることが示唆された。他の臓器疾患などの報告からも、このような代謝物質は、筋病変やHyper or Hypo Functionなどを反映する可能性がある。今後例数を増やすとともに、今までボランティアのみを対象としてきたが、顎変形症患者などの検査にも応用していきたいと考えている。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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