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成人の骨密度および血液所見と保有歯数との関係

研究課題

研究課題/領域番号 10771209
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関愛知学院大学

研究代表者

坪井 信二  愛知学院大学, 歯学部, 講師 (30231442)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1999年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード歯周疾患 / 血液所見 / 全身因子 / 人間ドック / 骨密度 / 保有歯数 / 経年変化
研究概要

全身因子と歯周疾患との関連をみるため,人間ドック受診者の血液検査値とCPI値の関係を調べた。対象者は7452名(男性5742名,女性1710名)である。血液検査は血液一般検査,肝臓機能検査,電解質検査,糖尿病検査,血清学的検査についての37項目を行い,血液検査値は基準値と基準値より低値,基準値より高値の3つのカテゴリーに分けた。歯周疾患についてはCPI値を測定し0,1,2と3,4の2つのカテゴリーに分けた。分析はMantel-Haenszel法により,オッズ比および95%信頼区間を求めた。
結果はCPI値0,1,2とCPI値3,4の場合の比較において,有意に影響した因子(オッズ比)は(1)血液検査値が基準値範囲に対し,基準値より低値では,男性のHDLコレステロール(1.18),血清アミラーゼ(1.26),血清鉄(2.31)で進行した歯周炎に有病であった。またZTT(0.67),白血球(0.59)で健康または初期の歯周疾患であった。(2)血液検査値が基準値範囲に対し基準値より高値では,男性の総蛋白(2.05),ZTT(1.55),TTT(1.50),白血球(1.89),血糖空腹時(1.25),グリコヘモグロビンA1(1.50),グリコヘモグロビンA1c(1.62),CRP定量(1.80),女性のCRP定量(1.80)で進行した歯周疾患に有病であった。また,男性のHDLコレステロール(0.67),クレアチニン(0.65),総ビリルビン(0.79),AG比(0.77)において健康または初期の歯周疾患であった。
これらより,進行した歯周炎が有病のものは,HDLコレステロール,血清鉄,総蛋白,白血球,血糖空腹時,グリコヘモグロビンA1,グリコヘモグロビンA1c,CRP等の血液検査値との関連が明らかにされた。また,男性は女性より関係が明瞭であった。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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