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DNAトポイソメラーゼIIαの生理的機能と発現制御機構

研究課題

研究課題/領域番号 10771295
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生物系薬学
研究機関横浜市立大学

研究代表者

足立 典隆  横浜市立大学, 木原生物学研究所, 助手 (30264675)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードトポイソメラーゼ / 細胞増殖 / ジーンターゲティング / プロモーター / NF-Y / アセチル化 / 細胞周期
研究概要

1.トポIIαの生理的機能の解明 ジーンターゲティング法により取得したヘテロ変異ES細胞を解析し,トポIIαの発現量低下により細胞の増殖速度が遅れることを明らかにした。また,トポIIα発現量とトポII阻害剤(VP-16,ICRF-193)感受性との間に正の相関関係があることを示した。さらに,個体レベルの解析を目指してノックアウトマウスの作製を試みたところ,ホモ変異マウスは致死となることがわかった。ヘテロ変異マウスでは全く異常はみられなかった。
2.トポIIαの発現制御機構の解明 トポIIαプロモーターの活性が細胞周期に依存して変化しておりG2/M期に最大に達することをマウスNIH3T3細胞を用いて示した。この転写調節に関わるシス配列を検索した結果,複数の逆向きCCAAT配列(ICB)がG2/M期での転写活性化に必要であることがわかった。ゲルシフト法により,ICBに結合する転写因子としてNF-Yを同定した。しかし,細胞周期を通じてNF-Yの発現量およびICB結合能に大きな変化はみられなかった。また,プロモーター上における転写因子の結合様式は細胞周期を通じてほとんど変化しなかった。そこで,ヒストンアセチル化の関与を調べたところ,脱アセチル化酵素阻害剤であるトリコスタチンAによりプロモーター活性が著しく上昇することがわかった。この活性化にも複数のICBが必要であった。このことから,G2/M期での転写活性化にNF-Yを介したアセチル化が重要であることが強く示唆された。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] N. Adachi: "Cell-cycle regulation of the DNA topoisomeraseIIα promoter is mediated by proximal CCAAT boxes"Gene. 245・1. 49-57 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] C.Nakayama: "Bleomycin enhances random integration of transfected DNA into a human genome." Mutation Research. 409. 1-10 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] M.Kobayashi: "Characterization of the 3'untranslated region of mouse DNA topoisomerase IIα mRNA" Gene. 215. 329-337 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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